『異心―古着屋総兵衛影始末〈第2巻〉』 佐伯泰英 ***

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赤穂浪士を斬れ。〈影〉からの指令に総兵衛は苦悩する。喧嘩両成敗の原則に反する幕閣の命に義はあるのか。一方、狂犬の如く大黒屋に復讐心を燃やす隆円寺真悟は、柳生連也斎の庶子宗秋を首領に戴く剣客軍団を大和柳生に興した。軍団は徐々に東海道を下る。極秘裏に策動する浪士、迎え撃つ吉良・上杉家、陰日向に絡んでいく大黒屋……。祖伝夢想流の剛剣に義は在りや。明鏡止水の第二巻。(「BOOK」データベースより)



2017-154