『雄飛―古着屋総兵衛影始末〈第7巻〉』 佐伯泰英 ***

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二千石を超える巨大船、大黒丸が完成した。執拗な与力の探索を躱し、極秘の任務を負った大黒丸は江戸湾を出航した。大目付本庄豊後守息女絵津は加賀藩重役の嫡男への輿入れで金沢を目指す。若年寄用人丹後賢吉は、円明流、林崎夢想流等の刺客団を遣って絵津殺害の挙に出た。雪の木曾路、塩津街道を辿る鳶沢一族が一人また一人と倒れていく。悲壮な奮戦が心を打つ堅忍不抜の第七巻。(「BOOK」データベースより)



2017-168