『オブリヴィオン』 遠田潤子 ***

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森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていた―。自らの犯した深い罪ゆえに、自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。森二の部屋を突然訪れた『娘』冬香の言葉が突き刺さる―。森二の「奇跡」と「罪」が事件を、憎しみを、欲望を呼び寄せ、人々と森二を結び、縛りつける。更に暴走する憎悪と欲望が、冬香と沙羅を巻き込む!森二は苦しみを越えて「奇跡」を起こせるのか!?(「BOOK」データベースより)


偶然ですが、最近ピエソラの「オブリヴィオン」と「リベルタンゴ」をよく聞いていました。この曲はやはりピエソラの演奏した音源が最高です。小説のタイトルは「オブリヴィオン」以外にはないでしょうね。


2017-195