『夕映え』 宇江佐真理 ***

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江戸の本所に「福助」という、おでんが評判の縄暖簾の店があった。女将のおあきは、元武士で岡っぴきの亭主と息子の良助、娘のおてい、そして常連客たちに囲まれて、つつましいが、幸せな暮らしをしていた。しかし、江戸から明治に代わる時代の大きな潮流に、おあきたち市井の人々もいやおうなしに巻きこまれていく。そしてついには、息子の良助が彰義隊に志願してしまう…。幕末・江戸の市井に生きる人びとの人情と心の機微を描き切る、著者渾身の傑作時代長篇。 (「BOOK」データベースより)


時代を幕末から明治と設定したので、その説明部分が興を削いでしまう所もあってなんだかなあと思う。とはいえ、久しぶりの宇江佐真理さんで、楽しい読書でした。

2018-008