『龍の耳を君に (デフ・ヴォイス新章)』 丸山正樹 ***

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手話通訳士の荒井尚人は、コミュニティ通訳のほか、法廷や警察で事件の被疑者となったろう者の通訳をする生活の中、緘黙症の少年に手話を教えることになった。積極的に手話を覚えていく少年はある日突然、殺人事件について手話で話し始める。NPO職員の男が殺害された事件の現場は、少年の自宅から目と鼻の先だった。緘黙症の少年の証言は果たして認められるのか?ろう者と聴者の間で苦悩する手話通訳士の優しさ、家族との葛藤を描いたミステリ連作集。書評サイトで話題を集めた『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に連なる、感動の第二弾。(「BOOK」データベースより)


英知君が好きな美和ちゃんはやさしい子ですねえ。今日は少しだけ読むつもりだったのですが、気がついたら最後まで……。以前勤めていた会社に数人のろう者の方がいたり、大学時代の友人が手話を習っていたのですが「手話は言語である」という指摘が新鮮な驚きでした。

2018-032