『ライオン・ブルー』 呉勝浩 **

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生まれ故郷である田舎町の交番に異動した澤登耀司、30歳。過疎化が進む町で、耀司の同期・長原が姿を消した。県警本部が捜査に全力をあげるも、長原の行方は分からなかった。事件に巻き込まれたのか。それとも自らの意志なのか。耀司は先輩警官・晃光の言動に不審を抱きながらも、長原失踪の真相を探っていく。やがて、町のゴミ屋敷が放火され、家主・毛利淳一郎の遺体が見つかった。耀司は、長原が失踪直前に毛利宅を訪ねていたことを掴むが…。乱歩賞作家が放つ衝撃の交番警察ミステリ!(「BOOK」データベースより)


『道徳の時間』の時も感じたのですが、独りよがりかなあ。独白がなんだかしらけてしまいます。殺人の動機も?で、推理小説のために無理やり放り出したようです。あと個人的に野球が嫌いで関西弁が苦手なのもマイナスポイントです。なぜ読んだのかというと山周賞の候補だったから。これで呉勝浩さんは打ち止めです。

2018-075