『炯眼に候』 木下 昌輝 ***

炯眼に候

炯眼に候

 

鉄砲をどう運用すべきか。毛利水軍に勝てる船とは。どうすれば天候を予測できるか。天下統一までの道にちりばめられた謎を、信長だけが解き明かしていく。もっとも先を見据えていた男が最後に導き出したのは―自らの死後、明智を破る秘策だった。史実を踏まえつつ、独自の着眼でこれまでの信長像を大きく飛躍させる一冊。(「BOOK」データベースより)

 

『宇喜多の捨て嫁』で直木賞を外したのは、選考委員のミスだろうなと思う、それくらいインパクトが強かった。その後も『絵金』なと秀作を出しつづけているのですがねえ。この作品も木下さんらしい高レベルなのですが。

 

2019-58