『超高速! 参勤交代』土橋 章宏 *

 

超高速! 参勤交代 (講談社文庫)

超高速! 参勤交代 (講談社文庫)

 

 東北の湯長谷藩は、ある日お上から謂われのない難癖をつけられ、急遽5日以内に江戸へ参勤せよと命じられる。叛けばお取り潰し必定。―時間がない。財政難の小藩には費用も、行列を組む人手もない。心優しき藩主内藤政醇は知恵者の家老と共に策をこらす。妙案と頓智で難所を切り抜けていく殿と家臣の爽快劇! (「BOOK」データベースより)

 

シナリオのノベライズ本だなあ、と感心する一冊でしたが、それだけかな。読んで逆に映画を見たくなるかということはなくて、これだけでお腹一杯です。もちろん続編にも期待はありません。『一路』に続いて読んでみたのですが、やはり(タイトルから想像)かなり程度はねえ、まあエンタメとしては成立しているので評価が高い読者もいると思います。出だし高速後半失速という感じでしょうか。

 

2019-161