『酒合戦 新・酔いどれ小籐次(十六)』 佐伯 泰英 **

 

酒合戦 新・酔いどれ小籐次(十六) (文春文庫)

酒合戦 新・酔いどれ小籐次(十六) (文春文庫)

 

 十三歳にして剣術に優れ、研ぎ仕事の腕も上げた駿太郎はアサリ河岸の桃井道場に入門し、年少組で稽古に励む。一方、肥前タイ捨流の修行者に勝負を挑まれた小籐次は、来島水軍流の一手を鋭く繰り出し堀に沈めてみせる―。さらに、おりょうの「鼠草紙」を披露するため招かれた江戸城の花見では、大奥上臈との酒合戦が待っていた。 (「BOOK」データベースより)

 

2020-24

『今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話』 宇江佐 真理 ***

 

今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)
 

江戸の大火で住み慣れた家を失ってから十年。伊三次とお文は新たに女の子を授かっていた。ささやかな幸せをかみしめながら暮らすふたりの気がかりは、絵師の修業のために家を離れた息子の伊与太と、二十七にもなって独り身のままでいる不破龍之進の行く末。龍之進は勤めにも身が入らず、料理茶屋に入り浸っているという…。 (「BOOK」データベースより)

 

 

 

2020-23

『嫁ぐ日 狸穴あいあい坂』 諸田 玲子 ***

 

嫁ぐ日 狸穴あいあい坂

嫁ぐ日 狸穴あいあい坂

  • 作者:諸田 玲子
  • 発売日: 2020/03/05
  • メディア: 単行本
 

 今、結寿は岐路に立たされていた。墓参するたび、亡き夫に相談事をもちかけている。自分と幼い娘の行く末についての相談である。「いかにすべきか、どうぞ、どうぞ道をお示しください」もとより波風はしょっちゅうだった。これまでも人並みの浮き沈みは経験してきたが、夫の死という過酷な現実は結寿を苦悶の淵へ突き落とした。(「幕間」より)。麻布狸穴町に出戻った結寿。押し込み騒動や辻斬り、子攫い…界隈で起こる事件の謎と罪に苦しむ人々の心を解きほぐすうちに、結寿自身の心にも変化の時が訪れて―。 (「BOOK」データベースより)

 

 

2020-22

 

 

 

『ドファララ門』 山下 洋輔 ***

 

 

ドファララ門

ドファララ門

  • 作者:山下 洋輔
  • 発売日: 2014/12/06
  • メディア: 単行本
 

祖父は司法大臣、大伯父は感化院創設者、母が遺すは“ホルーゲル”の謎!明治・大正・昭和・平成の乱世をまたぎ、自らの音楽的ルーツを探る時空自在、奇跡の自伝。(「BOOK」データベースより)

 

ルーツ自慢と受けとる読者も?と言えそうな内容も多くて、それが理由とは思わないが、『ドバラダ門』よりも読書に時間がかかりました。どうなることかと思ったのですが、母上のピアノで閉めたのは良かったかな。

 

2020-21

 

『機巧のイヴ 帝都浪漫篇』 乾 緑郎 ***

 

機巧のイヴ 帝都浪漫篇 (新潮文庫)

機巧のイヴ 帝都浪漫篇 (新潮文庫)

  • 作者:乾 緑郎
  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: 文庫
 

機巧人形(オートマタ)をめぐる、魂と愛の物語。
浪漫とモダニズムの花咲く1918年。美しき機巧人形・伊武は、女学校の友人・ナオミとともに訪れた猫地蔵坂ホテルで、ある男と運命の出会いを果たす。恋の始まりを予感したそのとき、幸せな日常を引き裂く大震災が襲う。時代の波に翻弄され、廻り出す運命の歯車。そして物語は、大陸の新国家・如洲へ――。心を持たない人形が問いかける、愛とは、そして魂とは。日本SF小説史に残る圧倒的傑作。

 

 三部作で終了ですか?もう少しとも思うけど、これで終りもありかな。とにかく楽しませてもらいました。

 

2020-20

 

 

『うつろがみ 平安幻妖秘抄』 三好 昌子 ***

 

うつろがみ 平安幻妖秘抄 (角川文庫)

うつろがみ 平安幻妖秘抄 (角川文庫)

  • 作者:三好 昌子
  • 発売日: 2020/02/21
  • メディア: 文庫
 

 源譲は幼くして帝たる父と母を亡くし、東北の鎮守府副将軍として武勇を誇りながらも無欲に生きてきた。だが突然、時の権力者・藤原基経から神霊に憑かれた姫を元に戻せと命じられる。神霊・虚神は、幼き頃の約束を果たすなら姫の魂を捜すという。譲は約束を思い出せないまま、自分を慕う蝦夷の神女・為斗に入った虚神と、魂がさまよう魔道山に向かう。だがそこは妖しき者が住まう禁断の山で―。壮大で美しい平安幻想絵巻! (「BOOK」データベースより)

 

 「半村良」欠乏症の私には目の離せない作家さんです。

 

2020-46

『赤い雨: 新・吉原裏同心抄(二)』 佐伯 泰英 ***

 

赤い雨: 新・吉原裏同心抄(二) (光文社時代小説文庫)
 

 京での修業先が決まった幹次郎と麻。その新生活は不穏な空気に包まれていた。祇園旦那衆らの寄合で、不審な殺人について探るよう依頼された幹次郎は、正体の見えぬ強敵に立ち向かうことに。一方、裏同心不在の吉原では、老舗の大籬がついに謎の山師の魔の手に陥ちてしまう。二つの町で進行する企みと危機の連続。裏同心幹次郎と吉原の人々の新しい闘いが幕を開けた。 (「BOOK」データベースより)

 

2020-19