『うめ婆行状記』 宇江佐真理 ***

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僅かな月日でも好きなように生きられたら―。北町奉行所同心の夫を亡くした商家出のうめは、気ままな独り暮らしを楽しもうとしていた矢先、甥っ子の隠し子騒動に巻き込まれ、ひと肌脱ぐことを決意するのだが…。笑って泣いて―“遺作”に込められた家族愛、そして夫婦愛の物語。最後の長編時代小説。(「BOOK」データベースより)

全体に病気の影響が感じられて辛い読書になりました。宇江佐さんの病気をしらなければいつもの様に楽しめたと思うのですが、引っかかりが在るたびにこれも病気の影響かなと想像してしまいました。巻末の諸田令子さんの解説が素晴らしいです。