『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹 *

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“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。―千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。高度経済成長、バブル景気を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる三代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の姿を、比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。(「BOOK」データベースより)

直木賞『私の男』もしっくりこない感じでしたが、本作も同様です。合わない作家というとそれまでですが、なにか根本的に違った土俵で勝負されている作家さんのようです。

2017-091