『くろふね』 佐々木譲 ***

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黒船来る!嘉永六年(1853)六月、ペリー提督率いる四隻の艦隊が浦賀に来航、幕府に開国を迫った。尻ごみする浦賀奉行の代役としてペリーとの交渉にあたったのは、同奉行組与力・中島三郎助。日本人として初めて黒船に乗り込んだ三郎助は西洋の新しい技術に触れ、日本を外国に負けない近代国家に導こうとするが…。激動の幕末。古い体制を打ち破るために闘ったラスト・サムライ中島三郎助の生涯を描いた歴史大作(「BOOK」データベースより)


『武揚伝』に続く幕末三部作の第二作です。第二次大戦三部作や道警シリーズほどではないのですが、面白いシリーズです。佐々木譲さん、よほど「勝海舟嫌い」なんですねえ。たしかに、世の中に「勝海舟タイプ」はよく見かけますが、このシリーズの準主役ですねえ、勝海舟は。

2018-010