『血の雫』 相場 英雄 **

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都内で発生した連続殺人事件。凶器が一致したものの被害者同士に接点がなく、捜査は難航する。警察への批判が高まる中、「ひまわり」と名乗る犯人がネットメディアに犯行声明を出したことにより、あらゆる人間を巻き込んで事件の熱狂は加速していく―。世界同時配信の「殺人リポート」に隠された犯人の真の目的とは。地道な捜査を続ける刑事たちの執念と、ネット社会に踏みにじられた人々の痛みが胸に迫る、傑作犯罪ミステリ。(「BOOK」データベースより)


相場さんの本は十冊目かな、どれも不満はなく楽しめるのですがもう一歩突き抜けた作品がほしいような。この作品でも登場人物が類型的な傾向を感じてしまいます。後半はもう読む必要がないくらいのほぼ一直線で話が進んでいきます。そこが残念かなあ。ところで参考文献は適切だったのかな、偉そうな感想ですみません。

2018-203