『春淡し: 吉原裏同心抄(六) 』佐伯 泰英 ***

春淡し: 吉原裏同心抄(六) (光文社時代小説文庫)

春淡し: 吉原裏同心抄(六) (光文社時代小説文庫)

 

 高齢の四郎兵衛に代わり、廓を御する吉原会所の八代目頭取を誰が継ぐのか。五丁町名主の話し合いは紛糾し、画策や探り合いが始まった。新春の吉原、次期頭取候補と目される神守幹次郎を狙い、送りこまれる刺客に、張られる罠。危機を覚えた幹次郎は、故郷の豊後岡藩藩邸を訪れるとともに、ある決意を固める。吉原百年の計を思い、幹次郎の打つ、新たな布石とは。 (「BOOK」データベースより)

 

吉原裏同心』からの読者は、こんな展開は望んでいなかったのか Amason のレビューでは、かなり厳しかったようです。売上も?かな。『 吉原裏同心抄 』はこれで締めて、次回は『新・吉原裏同心抄』になるようですが、個人的には、それほど不満はなかったのですがねえ。

 

2019-97