『三つ巴 新・酔いどれ小籐次(二十)』 佐伯 泰英 **

 

 商いする大切な舟が古くなり水漏れしてしまったが、新しい舟を作る金の工面に頭が痛い小籐次。舟づくりの名人・「蛙の親方」こと亀吉親方に相談するうち、親方が思い出したのは、かつて小籐次が助けた花火師親子のこと…
人の縁と心意気が繋がって新造された小籐次の舟「研ぎ舟蛙丸」が、江戸の人々を大いに沸かせる!
そんな中、雑な盗みを重ねていた「ニセ鼠小僧」が、ついに人を殺め――

 

2021-029