『黒鳥の湖』宇佐美まこと ***

 

黒鳥の湖

黒鳥の湖

 

 拉致した女性の体の一部を家族に送り付け楽しむ、醜悪な殺人者。突然、様子のおかしくなった高校生のひとり娘。全ては自らが過去に犯した罪の報いなのか―!?推理作家協会賞受賞作家が、人間の悪を描き切った驚愕のミステリー! (「BOOK」データベースより)

 

 

 

2020-006

『暗約領域 新宿鮫XI』 大沢在昌 **

 

暗約領域 新宿鮫XI

暗約領域 新宿鮫XI

  • 作者:大沢在昌
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2019/11/19
  • メディア: 単行本
 

信頼する上司・桃井が死に、恋人・晶と別れた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、孤独の中、捜査に没入していた。北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した鮫島に新上司・阿坂景子は、単独捜査をやめ、新人刑事・矢崎と組むことを命じる。一方、国際的犯罪者・陸永昌は、友人の死を知って来日する。友人とは、ヤミ民泊で殺された男だった―。冒頭から一気に読者を引き込む展開、脇役まで魅力的なキャラクター造形、痺れるセリフ、感動的なエピソードを注ぎ込んだ、八年ぶりのシリーズ最新作は、著者のミステリー&エンターテインメント作家としての最高到達点となった!(「BOOK」データベースより)

 

やはり、ロケットオッパイはあったほうが良かろうと。年齢のせいか、少し説明がくどいような気がする。もう新宿鮫シリーズしか大沢さんの本は読んでいないのですが、まだ続くのかな「新宿鮫シリーズ」。

 

2020-005

『ミレニアム 6 下: 死すべき女』 ダヴィド ラーゲルクランツ *

ミレニアム 6 下: 死すべき女

ミレニアム 6 下: 死すべき女

 

 ロシアにいたカミラはリスベットの命を奪うため、ストックホルムへ赴いた。リスベットはその動きをつかみ、ストックホルムに戻る。ミカエルはリスベットの協力を得て、死体で発見された男の身元を解明することに成功した。さらに彼は、男と国防大臣の周囲で起きた悲劇と奥深い謀略の核心に迫っていく。だが、ミカエルにカミラの黒い影がしのび寄る。彼を利用してリスベットをおびき出そうというのだ。リスベットは即座に行動を起こす。ミカエルを救い、宿敵カミラと決着をつけ、自らの過去に終止符を打つために。果たしてカミラとの闘いの行方は?そして明かされるリスベットの父親ザラチェンコの秘密とは?意想外の展開で描く驚異の6部作、完結篇! (「BOOK」データベースより)

 

すっきりしました。これ以上もやもやしながら読書を続けることもない。ミレミアム6の良い所はこれで終りということ。しかし、リスベットもミカエルも脇役。副題は「浮浪者の秘密」かよ。

 

2020-004

 

『ミレニアム 6 上: 死すべき女』 ダヴィド ラーゲルクランツ **

 

ミレニアム 6 上: 死すべき女

ミレニアム 6 上: 死すべき女

 

 ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。男の頬は黒ずみ、真夏にもかかわらずダウンジャケットを着ていた。そして奇妙なことに、ズボンのポケットにはミカエルの電話番号が書かれた紙切れが入っていた。法医学者の女性はミカエルに、男は殺された可能性があると告げた。ミカエルは調査を始め、男に大声でわめかれていたという女性評論家から、そのときの様子を聞いた。男は国防大臣について何かまくし立てたという。ミカエルはリスベットに男の資料を送り、調査を移頼する。そのころリスベットは、ストックホルムのマンションを引き払い、彼女の命を狙う双子の妹カミラを追っていた。今世紀最高のミステリ・シリーズ、ついにクライマックスへ! (「BOOK」データベースより)

 

2020-003

『抵抗都市』 佐々木 譲 **

抵抗都市

抵抗都市

 

 日露戦争終結から十一年たった、大正五年。ロシア統治下の東京で、身元不明の変死体が発見された。警視庁刑事課の特務巡査・新堂は、西神田署の巡査部長・多和田と組んで捜査を開始する。だがその矢先、警視総監直属の高等警察と、ロシア統監府保安課の介入を受ける。そして、死体の背後に、国を揺るがす陰謀が潜んでいることを知る―。警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が「今の日本への問題意識を示すために、この舞台を選んだ」と語る、圧巻の歴史改変警察小説。 (「BOOK」データベースより)

 

帯も読まずに読書開始、あれー何だこれは。歴史改変警察小説なのか、または「警察小説」変化球編かなぁ。読み終わるまで「違和感」がつきまとってしまいました。消化不良感が残った読書でした。

 

 2020-002

『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』 宮部 みゆき **

 

黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

 

 

 

宮部みゆきのライフワーク
<三島屋変調百物語>シリーズ第6弾

江戸は神田の袋物屋・三島屋で続く、一風変わった百物語。
これまで聞き手を務めてきた三島屋主人・伊兵衛の姪のおちかが、めでたく嫁にいったので、次なる聞き手は伊兵衛の次男・富次郎に。
気さくで気がよく旨いもの好き、跡取りではないから「小旦那」と自称する富次郎。
おちかが聞き手だったころ、ふとした縁の導きがあって三島屋に入り、百物語の守り役となったお勝。
富次郎が幼いころから三島屋に奉公してきた古参の女中、おしま。
この三人で語り手を迎え、新たな百物語の幕が開く。

再会した友が語り始める一家離散の恐ろしい運命(第一話「泣きぼくろ」)
村の女たちが<絶景の丘>に登ってはならない理由(第二話「姑の墓」)
妻子を失った走り飛脚が道中めぐりあう怪異(第三話「同行二人」)
異形の屋敷に迷い込んだ者たちを待つ運命(第四話「黒武御神火御殿」)

「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」
怖ろしくも愛おしい極めつきの怪異と不思議。
心揺さぶる江戸怪談、新章突入!

(「BOOK」データベースより)

 

どうも新しい聞き手が富次郎である理が分からない。宮部みゆきさんのパワーが落ちているような、最近は杉本三郎シリーズも三島屋変調百物語も何があっても読みたいとは思えません。勝手なお願いですが、ペースは落ちても、じっくりと新しい作品に取り組んで欲しい。と勝手なおねがい。

表題作の黒武御神火御殿は、『英雄の書』や『悲嘆の門』の雰囲気があって戸惑ってしまいました。「七之続」はいろいろレビューを読んでからにしようかな。

 

2020-001

『ほのぼのお徒歩日記』 宮部 みゆき **

 

ほのぼのお徒歩日記 (新潮文庫)

ほのぼのお徒歩日記 (新潮文庫)

  • 作者:宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: 文庫
 

著者初の散文集は、江戸を、日本を「歩く」ことから始まった。赤穂浪士討ち入り後の道のり。市中引廻しのルート。そして、島流しの行き着く先。担当編集とともに歩き、食べ、語り尽くした珍道中。ひとたび読み始めれば、あなたもきっと、ミヤベと「町」を歩いてみたくなる。『平成お徒歩日記』に書き下ろし一編を加えた新装完全版。

(「BOOK」データベースより)

 

 

2019-206