御国入りで初めて見る故郷の美しさ、初めて知る兄弟の情。若殿は倒産阻止を決意するが、家臣共々の努力も焼け石に水。伝家の宝刀「お断り」で借金帳消しの不名誉を被るしかないのか。人も神様も入り乱れての金策に、果たして大団円なるか― (「BOOK」データベースより)
『一路』でも感じたのですが、浅田さん楽しんで書いているなあと。でもね私の期待する浅田さんではないです。私のベストは『活動寫眞の女』かな。
2020-013
お文は身重を隠し、年末年始はかきいれ刻とお座敷を続けていた。所帯を持って裏店から一軒家へ移った伊三次だが、懐に余裕のないせいか、ふと侘しさを感じ、回向院の富突きに賭けてみる。お文の子は逆子とわかり心配事が増えた。伊三次を巡るわけありの人々の幸せを願わずにいられない、人気シリーズ第五弾。 (「BOOK」データベースより)
『髪結い伊三次捕物余話』シリーズ再読中。タイトルの『黒く塗れ』はThe Rolling Stones - Paint It Black だろうと思っていたのですが、矢沢「黒く塗りつぶせ」がもとだそうな。なるほど。『雨を見たか』も……
2020-010
クリスマス・イブの夜、残業をしていた飛田旅人のもとに突然動画メッセージが届く。「このままでは死んでしまう。あたしにスズランを届けて」。再生された動画ファイルの作成日付は、2826年12月24日。メイと名乗るその少女は何者なのか。そしてなぜスズランが必要なのか。「メイに会いたい。でもどうやって?」。思い悩む旅人に、上司で天才技術者の菜野マリアが、“あっと驚く方法”を提案する。彼女の「真実」を知った時、あなたはきっと涙する。かつてない、恋愛SFミステリー誕生!
(「BOOK」データベースより)
前半は何故かタイムリーなコロナウィルスの話題があったりで、読みつづけていたのですが、後半はSF全開なので……。後悔はなかったものの、私にとって読まなくてもよい種類の本かな。
2020-009