『金色機械』 恒川光太郎 ***

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第67回日本推理作家協会賞
読みながら思い浮かんだのは、半村良の作品に雰囲気がにているなあ、ということだった。これは推理作家協会賞の受賞作だが、SF、伝奇、時代となんにでも当てはまるようだ。真似のできない恒川光太郎の世界というのが一番合っていると思う。
半村良の作品は、膨らみすぎて空中分解があるが、この作品はストンとまとまって終了。でも続編の予感も残っているかな。