『熱風―古着屋総兵衛影始末〈第5巻〉』 佐伯泰英 ***

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突如伊勢詣でが流行しはじめた。大黒屋小僧の丹五郎、恵三、栄吉の三人も抜け参りで店から消えた。一方、総兵衛の手に渡るはずの神君拝領の鈴が届かなかった。「栄吉が持ち出したのか?」鳶沢一族の存亡を賭けて総兵衛は作次郎、稲平を伴い東海道を西上する。集団参宮をあおる黒幕は誰なのか。狙いはどこにあるのか。やがて栄吉は神憑り……。一族最大の危機を描く驚天動地の第五巻。(「BOOK」データベースより)



2017-162