『我らが少女A』髙村 薫 ***

 

我らが少女A

我らが少女A

 

 一人の少女がいた―合田雄一郎、痛恨の未解決事件。動き出す時間が世界の姿を変えていく。人びとの記憶の片々が織りなす物語の結晶。(「BOOK」データベースより)

 

いろいろな文学賞を受けた『土の記』や、直木賞の選評で侮れない作家と思う高村薫さんの新作は期待以上でした。合田刑事が登場でシリーズものを期待して読むとがっかりすることになるかもしれません。でも『土の記』を評価した読者であれば満足すると思います。推理小説を期待するとそれはどうかな?

 

2019-126