『二都騒乱: 新・古着屋総兵衛 第七巻』 佐伯泰英 **

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京の錦市場で忽然と姿を消した桜子としげの消息は依然として知れないままであった。総兵衛は御堂に籠もりひたすら思念を送り続ける。じりじりとした時間が過ぎていく中、総兵衛の奇計に薩摩の密偵が二人引っ掛かったのだが……。一方、江戸では、大黒屋へとつながる秘密の地下道を探り当てた元同心池辺三五郎が不穏な動きを見せ始めた。京と江戸、切迫する二つの危難、会心の第七巻。(「BOOK」データベースより)



2017-186