2014-01-01から1年間の記事一覧

『糸車』 宇江佐真理 ***

設定に無理があるような気がするが、いつもの宇江佐ワールド。

『キャンセルされた街の案内』 吉田修一 *

残念

『ジョーカー・ゲーム』 柳広司 ***

第30回吉川英治文学新人賞受賞、第62回日本推理作家協会賞 装丁からあまり期待していなかったが、魅力的な推理短編集だった。戦前のD機関というスパイ組織を設定してスパイが活躍する。吉川英治文学新人賞も受賞しているように、それぞれの短篇が推理小説に…

『眠る魚』 坂東眞砂子 ***

ファンとしては、冷静に読み終わることができませんでした。

『木練柿』 あさのあつこ ***

日にちが前後した短編集で、このシリーズは長編がいいなあ。

『葛橋』 坂東眞砂子 ***

『夜叉桜』 あさのあつこ ***

『弥勒の月』を読んで後が気になるので、次は『夜叉桜』と読んだ。この続きがもっと気になるじゃないか、しょうがない次は『木練柿』だ。

『繁栄の昭和』 筒井康隆 *

残念。 附・高清子とその時代を読んでいて、小林信彦を思い出した。

『ひなた』 吉田修一 ***

JJに連載された作品ですが、吉田氏の読者層とJJの読者はどれくらい重なっているのやら、内容も題名のように、ぽかぽかもまったりもしていないのにねえ。JJに媚びたのか登場人物の設定に難があるようなきがするが、吉田修一らしい作品でした。

『弥勒の月』 あさのあつこ ***

良い意味で予想とは違った時代小説だった。この後が気になるので次は『夜叉桜』。

『雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚え』 宇江佐真理 ***

新作待ち

『最後の記憶』 綾辻行人 ***

いかにもと言う感じの「帯」に騙されてみました。それでも半分過ぎ位まで筆裁きに感心して読んでいたがホラーなんだから、すべてを回収する必要があったのかなあ?と思います。新本格派ミステリー作家の顔がつい出てしまったホラー小説かな。

『古手屋喜十 為事覚え』 宇江佐真理 ***

次は『雪まろげ』

『すべてがFになる』 森博嗣 *

本格推理とは相性が良くないので、読み通すのがかなり苦痛だった。コンピューターやプログラムに関しては、一般的な人よりも経験はあるのだが、この小説の本質はあくまでも本格推理なのでそれに興味がないのでどうしようもありません。本格推理を読むよりは…

『天狗小僧魔境異聞』 坂東眞砂子 ***

連作短編集なのかな、ブラックな味付けが坂東眞砂子ファンにはたまりません。いろいろな受け取り方ができるように思います。

ご飯漬け(7ヶ月)

夏の熱さをのりこえて、漬け床は元気です。 水分が多くなったら、米と塩を追加しています。 麹を追加して、三五八漬け風にしてみようかな?

『ウナギとマグロだけじゃない! 日本の海から魚が消える日』 小松正之 **

マグロもうなぎも、それほど好きではないので…… これまでの鯨の国際会議での活躍は見聞きしてましたが、この本のスタンスがどうもすっきりしません。志をもって戦っているのでしょうが、個人的な印象なのですがちょっとね。

『昨日のまこと、今日のうそ 髪結い伊三次捕物余話』 宇江佐真理 ***

次は新刊待ち

『おやすみ、こわい夢を見ないように』 角田光代 **

この作品のターゲットはどんな読者を想定しているのかな、まちがいなく私はそれから離れた位置にいるようだ。

『熾火』 東直己 *

シリーズものらしいが粗製濫造?

『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』 梶永正史 **

小説なのだから、内容は絵空事でも読者を楽しませてくれたらそれで良いのですが、でもやっぱり絵空事感が漂ってます。 本のタイトルは読み終わってから眺めると、なるほど、これほど説明的なタイトルも珍しいなあと思う。思わず手に取ってしまうような「おし…

『天唄歌い』 坂東眞砂子 ***

難破し南の島にたどり着くが、そこは文化が異なり、それまでの価値観が通じない社会だった。漂流民と島の人々との間に起こる様々な事柄をときに過剰に描かれるが、読後感は悪くない。軽薄な推理小説などではありえないずっしりとした読み応えのある小説でし…

『夢幻花』 東野圭吾 *

第26回 柴田錬三郎賞 トリックに齟齬はないのでしょうが、薬の影響下で名曲が生まれたとか、中古家屋に隠されていた得体の知れない種子を躊躇いなく食べたのかなど、登場人物にあまりも納得できない行動が多すぎます。 2〜3年前に10冊程読んで、以後読むこ…

『深川恋物語』 宇江佐真理 ***

第21回吉川英治文学新人賞

『取り扱い注意』 佐藤正午 **

感想が書けない本、簡単に書くと「つまらない」です。ということでいつも参考にするAmazonのレビューをみると1件だけ、評価は絶賛です。 会話のテンポやかけあいを楽しむ本?それほど「おしゃれ」な会話とも思えない。小説の良いところも欠点も中途半端で、…

『最後の息子』 吉田修一 ***

じわーっと、来るが実は頭だけなんだよね。こっちが全身で受け止めるには、もう体力も精神も若くはないのですが、それでも作品の良さは分かります。と書いておこう。

『下町ロケット』 池井戸潤 **

第145回直木三十五賞受賞。第24回山周賞は候補。 「わたしはここまで読みものに堕したものは採らない」という渡辺淳一氏の直木賞の選評は鋭いなあと思う。珍しく。爽やかで面白く感動しそうになるのですが、ちょっとやりすぎかな、エンタメしすぎて作品とし…

『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』 恒川光太郎 **

恒川ワールドが少し変貌を始めている印象です。沖縄にこだわった短編集というのもあるのでしょうか。読みながら恒川ワールドを漂う楽しみが…… 『私はフーイー』『金色機械』『スタープレイヤー』ときて限界が見えたようで、打ち止めかなあ、残念ですが。

『笑う警官』 佐々木譲 ***

再読。小説としては満足だが、タイトルの改悪はいけません。 ついでに、「ハルキ文庫」って何?ネジが何本か抜けてるだろ。きっと。

『捜査組曲 東京湾臨海署安積班』 今野敏 ***

安積班というより東京湾臨海署を舞台とした短編集。隠蔽捜査シリーズもあるのですが今野さんは短篇の方が光ってると思う。まあ長編も会話が多くてページ数ほどの長さとは感じない作品が多い様ですね。久しぶりの安積班を楽しめました。